【行政書士の就活戦略】 補助者、遠方より来たる
もし、今僕が行政書士事務所の就職先を探すとしたら、こう動くだろうというアイデアを書きます。
※実際効果があるかはわかりませんので、採用する方は自己責任でお願いします。
『地元や近県の行政書士事務所』ではなく、『遠方の行政書士事務所』の求人に挑戦する。
地方の方が地元の求人を見ても、行政書士の求人は多くありません。
僕も求人を探していた頃、まったくというほどありませんでした。
奇跡的に求人があったとしても時給薄給です。
ところが、都市部には求人があったのです。
関東であれば、東京、神奈川(横浜)には良質な求人がありました。
結局、僕は東京の行政書士事務所に就職しましたが
地元に仕事がないなら、外へ打って出るしかないわけです。
当時、全国の求人を見ていましたが、関東以外だと、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡あたりのやはり大都市に関しては求人がありました。
家族や生活があるので、今の場所から離れたところへは行けないよ、という方もいるかもしれません。
当時の僕は守るべき家族もいない自由な身だったので、やろうと思えば、関西や九州に就職するという手もあったのです。
就職しても、永久就職するわけではないでしょうから武者修行と割り切れます。
では、そういう応募者を採用する側はどう見るか?
採用者側の考え方にもよりますが、少なくとも記憶には残ります。
たとえば、群馬の人間が東京の事務所の求人に応募した場合、採用者側は履歴書を見た時点で
「ほ~、群馬から応募してきたか!」
と、『遠方から応募してきた人』という記憶が残ります。
たくさんの応募者がいる中で、採用者の記憶に残ることは大事です。
さらに、「こっちに引越してくるのかな?まさか通い?」と疑問に思うわけです。
なので、あらかじめ、採用されたら引っ越す用意があることを履歴書に明記してこちらの覚悟を伝えておく必要があります。
『自分の大事なもの(この場合、故郷)を捨ててでも、夢に挑戦しようとする人』
士業の先生は、結構こういう人が好きです。
特に若ければ若いほど。
僕は群馬から東京へ出て行きましたが、それでも
「群馬から体一つで出てくるなんて骨のあるヤツだなぁ」
という風に見てもらえました。
これが関西や九州に出て行っていたら余計そう思われるかもしれません。
もちろん、ただ遠くの事務所に応募すればいいというものでもないので
『遠方で引越しをしてでも働きたいと思えるほど魅力がある事務所』だと伝えることがもっと大事です。
遠方出身者を採用する事務所にとっては
『将来地元で独立されても、商圏が違うからお客を取られるリスクがない』
ので好都合です。
まだ結婚していない、若い方には使いやすい戦略かもしれません。ご参考までに。