行政書士として成長させてくれる先生は役所だったりする
今週、3回も県庁へ行きました。
新規の建設業許可申請をするためです。
3回も県庁に行ったのは、依頼が3件あったから。
・・・と言いたいところですが、全部同じお客さんで依頼を受けたのは1件だけです。
補正(やり直し)指導を受けて、なかなか書類を受け取ってもらえませんでしたorz
行政書士としては恥ずかしいかぎりです。はい。
でも、窓口で申請すると勉強になります。
役所の担当者は申請書をどうやってチェックするのか。
要件を満たしているか確認するために、申請者のどんな情報を知りたがるのか。
お客さんの代わりに、行政書士が役所の担当者から質問責めにあいます。
『そんなの本人じゃなきゃわからねー』
って言いたくなるような質問もあります。
でも、代理人(プロ)である以上、依頼者のことをちゃんと理解できているか、役所から試されている気がするのです。
何の許認可でも、一度窓口で申請して、許可がもらえるところまで仕事をすれば、次に依頼されるときは、どんなことに注意してお客さんからヒアリングすればいいか、何となくわかります。
もちろん、許認可業務の場合、その業務でしか出てこない専門用語があるので、本を買ったりして、最低限、用語とその意味は勉強しておかなきゃいけません。
いきなり、県庁で『経管が~』とか言われても話が通じないんじゃお話しになりません。
最低限の知識と、あとは現場での経験が全てです。
行政書士業務は、場数を踏まなきゃ力になりません。
昔、ドラムを習っていたときに先生が言っていました。
『100回のスタジオ練習より、1回ライブをやった方がよっぽど勉強になる』と。
行政書士業務も同じだと思うのです。
時には、役所の担当者の態度に頭にくることもあります。
傷ついたり、悔しい思いをすることもあるでしょう。
でも、逃げずになんとか申請までやり遂げる。
そうすると、次の仕事は前回よりもスムーズに申請できるようになる。
『俺、なんだか前より仕事できるようになった気がする』
と思える。
でも、また役所の担当者に凹まされて・・・
その繰り返しで成長していくんじゃないかと思うのです。