司法書士事務所に応募してみる!?
行政書士事務所の求人を探しているとき
それとも、比較的規模の大きい司法書士事務所でしょうか。
の看板やホームページを目にする方は多いと思います。
兼業事務所の求人を見て、行政書士有資格者であれば、評価されるかも
と思いたくなりますが、あまり関係ないとおもいます。
実際、僕が働いている事務所には、併設の司法書士事務所があって従業員も数名いますが、行政書士有資格者は一人もいません。
以前は有資格者もいましたが、その方は、司法書士を目指していて、行政書士の資格は働きながら、ついでに取ったと話していました。
登記の知識がない
言うまでもなく、司法書士事務所のお仕事は 登記業務が中心です。
僕たち行政書士試験の合格者には、司法書士の商売道具である不動産登記法や商業登記法の知識はありません。
登記法は手続法ですから、民法や商法のような抽象的な法律ではなく、勉強すれば即実務に活かすこともできます。
採用する司法書士事務所からすれば、行政書士試験合格者が持っている法律知識よりも、司法書士試験受験生が持っている、登記法や会社法の知識 を評価したくなるのではないでしょうか。
「司法書士・行政書士事務所」は、実は行政書士業務をあまりやっていない。
えっ!?て感じですが多いです。
たとえば、行政書士事務所の看板は掲げていても 登記ばかりで、建設業許可などの許認可業務はやったことがない
相続登記から依頼される農地法の手続だけやっている、というところです。
「行政書士じゃ食えないよ」とその事務所の所長に言われたことがあります。
なんで行政書士登録してるの?
と言ってやりたくなりましたが、特にむかしからの司法書士の先生ほど、行政書士を軽視している気がします。
なら、司法書士事務所の求人には応募しない方がいいのか?