士業事務所へ就職するのに、ワード・エクセルのスキルはどこまで必要か?
読者の方からご質問を頂きましたのでシェアしたいと思います。
質問:『求人を見ていると、ワード・エクセルのスキルを求めるものが多いですが、訓練校などでスキルを身に付けてから応募した方が良いでしょうか?』
まず、ワード・エクセルの基本操作、メール、インターネットでの情報収集、ブラインドタッチなどのスキルは必須です。
一般企業の事務職であれば、それよりも高いスキルを求められることもあると思いますが、士業事務所の場合、そこまで高度なPCスキルは必要ありません。
現に、僕のPCスキルは高くありません。でも、そのせいで仕事中に困ったことはないですし、これから今以上のPCスキルを身に付けたいとも思いません。
ワードは簡単な説明資料や連絡文書を作るときに、エクセルは簡単な表を作るときに使う程度で、特にエクセルのスキルなんてほとんど無いです。(自慢じゃないですが、関数もほとんど知りませんしマクロも使えません。えへっ)
なので、訓練校に行くのも良いですが、僕は本屋さんで売っている安い基本書を買って自分で勉強しておけばOKだと思います。
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というのも、実務ではワード・エクセルよりも、専用のソフトを使う場面の方が圧倒的に多いのです。
例えば、僕は建設業許可申請の仕事がメインですが、これもソフトを使って申請書を作ります。ソフトを使わない場合でも、役所のホームページに行けば書式のワードやエクセルデータがダウンロードできるのでイチから自分で作ることはありません。
これは、社労士事務所や税理士事務所でも同じです。
社労士事務所は給与計算ソフトや電子申請ソフトを、税理士事務所は会計ソフトや電子申告ソフトを使って仕事をする時間がほとんどなのです。
なので、実務ではワードやエクセルよりも専用ソフトのスキルを高めることが求められると思ってください。
専用ソフトも最初は難しいかもしれませんが、ほぼ毎日使うのですぐに慣れます。
考えてみれば、今まで何人も中途や新卒の新入社員を見てきましたが、ワード・エクセルのスキルが低くて戦力にならず困ったという人はいませんでした。
なので、士業事務所が求めているワード・エクセルのスキルとは、本当に基本的なレベルだと思って良いでしょう。