10年ぶりに行政書士試験と対峙してみた
平成27年の行政書士試験の合格率は13.10%
僕が行政書士試験に合格したのは平成18年、新試験制度一発目のときでした。そのときの合格率は4.79%。
さらにその前の年は、2.62%で、僕はそのとき1点差で落ちるという屈辱を味わっています。
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それに比べると、27年は2ケタの合格率。
あ~あ、こんなに合格率高いんじゃ、次の試験の合格率は下がるだろうなぁ。
今回はそんなに簡単だったのかな?ちょっと解いてみるか。
そんな感じで、合格以来、一切見なかった行政書士試験にチャレンジしてみることにしました。
すると、、、
1.平成27年試験は決して簡単ではなかった
と、解けない・・・。
最初の基礎法学からまったく正解にたどり着けません。
はずかしい。
だって、判決とか決定とか裁判手続きじゃーん。何で行政書士に裁判手続きのこと聞くんだよー、
なんて言い訳をしながら憲法の問題を見てみる。
と、解けない・・・。
受験戦争から10年経ち、平和ボケしていた僕の能力では、太刀打ちできない状態でした。
なさけな。
昔、受験生の頃、開業行政書士が「今受けても絶対受からないよねー」なんて話しているのを聞いて、情けなくなった記憶がありますが、まさに今の僕です。あの頃の自分、ごめんなさい。
あ、行政法や民法は解ける問題が多かったですょ。
でも、去年受験してたら落ちてたな(汗)
2.10年ぶりに問題を解いてみてわかったこと
そして、10年ぶりに解いてみて思ったのは、法令問題は、相変わらず、基礎的な知識を前提にした法的思考力を問う問題が多い、ということでした。
先生と生徒のやり取りだとか、受験生が判例のカードを一部なくしてしまった(オイ!)問題とか、形式は前と比べてユニークになっていますが、核はあまり変わっていないと感じました。
個数問題が少ないなとも思いました。僕が受験してた頃は個数問題のオンパレードで、一つでも分からない肢があるとそれが命取りになることが多くありました。今は組み合わせ式が多いのですね。
一般知識は・・・相変わらず『何これ問題』が健在!という印象でした。
あれはどうなんでしょう。
『島』の問題。
たしかに尖閣とか北方領土の問題は社会問題として常識でしょうけど。
あの問題って、内陸部の群馬の人間には酷だと思うのは僕だけでしょうか。(解けなかった言い訳)
合格率を見て、簡単なのかと思ったら、決して簡単ではありませんでした。
でも、過去の試験を見ると似たような出題も多かったので、やはり、過去問は、正解肢を覚えるだけでなく正解の理由と考え方までパーフェクトに押さえる必要があると思いました。
10年ぶりに試験問題を解いてみてわかったのは、学習の仕方や攻略法は変わっていないということでした。
今回合格された皆さん、素晴らしいと思います。
ぜひ、次は行政書士の実務の世界へと挑戦してみてください。