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行政書士が民事相談で信頼をつかむためのたった1つの鉄則

護士だけでなく、行政書士も、離婚、金銭トラブル、ストーカー被害などの民事相談をお客さんから受けることがあります。

 

この民事相談は、僕たち行政書士からすれば、内容証明郵便の作成などの仕事につながるかもしれないチャンスでもあります。 

 

行政書士登録をしてなくても、あなたが試験に合格したと知ったら、知り合いがあなたを頼って相談してくるかもしれません。

 

民事相談を受けたら、そのときどうすればイイでしょう??

 

根拠になる法律を調べるために六法を見る。

 

似たような事例が過去の判例にないか調べてアドバイスする。

 

 

・・・それも大事かもしれませんが、おそらく、相談者が求めていることはそういうことではないと思います。

 

相談者は何を求めているか。

 

それは、自分の悩みをわかってくれる人です。

 

法律の相談をされると、『行列のできる法律相談所』の弁護士が解説するような法律的なアドバイスを自分もしなきゃいけない、相談者のためになるような話をいっぱい話さなきゃと思うかもしれません。

 

実は逆です。

 

アドバイスはあまり求められていないのです。

 

アドバイスをし過ぎると、相談者はあなたの元から去っていきます。

 

なぜでしょう?

 

よくある話ですが、多くの男性は女性に相談されると、何かアドバイスをして答えが出るように、解決してあげよう、女性を納得させようとしたがります。

 

でも、女性は男性から答えをもらいたいとは少しも思っていないのです。

 

じゃあ、何を求めているのか?

 

『ただ、話を聞いて欲しい』

 

これだけです。

 

『ただ、私の話をうんうんって聞いてくれればいい。そうすればスッキリ冷静になって、気持ちを切り替えられるのに。それをあなたは私の話をさえぎって、自分の考えを押し付けて。なんて冷たい人!』

 

男性からすれば

『お前が悩んでるって言うから、一緒に考えてあげてるのに!(怒)』となってケンカが始まるのです。

 

 

民事相談も同じです。

 

男女問わず、相談者が僕たちに求めていること

 

それは、『自分の話をちゃんと聞いてくれること』です。

 

考えれてみたら、当たり前です。

 

離婚や金銭トラブルといった話は、誰にでも話せる相談事じゃありません。

 

ずーっと誰にも言えず相談者が抱え込んでいた心の闇なのです。

 

いくら行政書士守秘義務があるからといっても、すぐに全てを話してくれるわけではありません。

 

今まで何があったのか、少しずつ、聞き出してあげないといけないのです。

 

相談者の話を聞き終わる前に

 

「それなら内容証明郵便を送りましょう!」

 

なんて言ったら、その時点で終了です。

 

相談者は、『自分の話を聞いてくれないくせに、仕事の話を始めた!』となってしまいます。

 

相談者の話を聞いてあげないと、相談者から信用されません。

 

出すから入る。

 

まずは、相談者の怒り、悲しみ、不満を吐き出させて、相談者の心にスペースを作ってあげないと、あなたのアドバイスを聞き入れる余裕が生まれないのです。

 

自分をわかってくれる人のアドバイスに耳を傾けたいと思うのは、みんな同じはずです。

 

専門家だからといって、法律論で相談者の感情を抑え込んではいけません。

 

これが、民事相談で相談者の信頼をつかむ鉄則だと思います。

 

 

弁護士10年目までの 相談受任力の高め方 For The Lawyer's 10 Years in Practice, Business Development Skills

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