行政書士の資格は一般企業で優遇されます!?
ネットで行政書士の求人を見ていたら
行政書士の資格は転職に有利!
中小企業の法務部門で活躍できる!
と書いてある記事があったので読んでいくと、行政書士試験の教材のサイトへと誘導されました(笑)
これじゃ、後々ダマサレタと思われる方も出てくるんじゃないでしょうか。
一般企業の転職に有利と言うなら、転職に成功した人のインタビュー記事くらいあっても良いと思うのですが、ありません。
そんな簡単にいくのなら、なんで、合格した後に就職先が見つからなくて、右も左もわからず開業して、廃業していく方たちがこんなにいるのでしょうか。
前にも書きましたが、一般企業で行政書士の資格者が優遇される求人はほとんどありません。
というのも、行政書士試験は実務とかけ離れてますから、試験合格者を企業法務の担当者として採用しても即戦力になりにくいからです。
しかも、税理士や社労士とちがって、行政書士には『社内行政書士』という制度がありません。
行政書士になるには
開業する
しかないのです。
そして、使用人行政書士という形で登録する人は、ごくわずかです。
今は情報が多い分、その情報を見極める目を持たないと本当危険です。
行政書士の仕事は素晴らしいです。
理解されなかったり、みじめな思いをしたこともありましたが
この職業を選んだことは間違ってなかった、と言えます。
活躍する先生が増えれば、行政書士のイメージももっとよくなると思います。
だから、資格取得を目指す方が増えるのは大歓迎です。
でも、『就職・転職に有利!』とか『独立開業もできて人気ナンバーワン!(まぁ、たしかにそうかもしれませんが・・・)』というコピーで煽りすぎるのはどうかと思うのです。
一般企業は行政書士有資格者を求めているか!? - 「行政書士 求人」で検索するのはもうヤメろ!