「行政書士 求人」で検索するのはもうヤメろ!

行政書士の開業マニュアル・成功本は世に多くあれども・・・ 試験合格者待望の「行政書士 就職ノウハウブログ」がついに登場! 群馬の元使用人行政書士が『行政書士事務所の求人はない』を斬る!! 未経験者のための実務に役立つ(?)情報も公開!!

『行政書士法人の社員になる』ということ

政書士事務所に就職した後、「行政書士法人の社員にならないか」とオファーを受けるかもしれません。

 

もしそうなったら

がんばりが認められた!と喜んでいいと思います。

 

しかし、オファーを受けるかどうかは少し考えた方が良いでしょう。

かなり責任の重いポジションだからです。

 

『社員になる』というのは、正社員じゃなくて、『経営者になる』ということです。

 

株式会社で言えば、株主+取締役の立場ですが、行政書士法人の社員の方が責任が重いです。

 

というのも、行政書士法人の社員の責任は無限責任だからです。

 

株式会社がツブれた場合、株主は、会社に出資したお金がパーになるだけで、それ以上の責任は負いません(有限責任

が、行政書士法人の社員はそうはいきません。

 

行政書士法人がツブれたり、お客さんに損害を与えた場合、社員は逃げられません。

自分がミスをしてなくても、法人の責任を取らされるリスクがあるのです。

 

だから、「行政書士法人の社員になる」というのは、とても責任が重く、社員同士の信頼関係がなければ難しいことです。

 

それを承知でオファーされた、ということは信頼されている証、と捉えることもできます。

 

でも、行政書士法人を設立するには社員が2人以上必要で、社員が1人になってしまった場合、6ヶ月以内に2人以上に戻さないと、解散しなきゃいけないことになってます。

 

行政書士法人を設立した後、「やっぱり辞めます」とはかなり言いづらいのです。

 

僕の先輩行政書士に、数人で行政書士法人を設立した後、代表者がいなくなってしまってヒドイ目にあった、という方がいました。

 

就職した後、行政書士法人の話が上がったら、よく考えて決断してください。

 


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