日商簿記2級の資格があると有利になる行政書士事務所の求人
行政書士有資格者が日商簿記2級の資格を持っていると税理士・行政書士事務所の求人に応募するとき、他の応募者と差別化できます。
『税理士・行政書士事務所』だけでなく、『行政書士事務所』でも優遇される求人があります。
それは
会計記帳業務をしている行政書士事務所です。
会社設立や建設業許可に比べるとまだまだメジャーではありませんが、会社や個人の経理を代行している行政書士の先生がいます。
行政書士業務はスポットが多いので、継続的な収入になりにくく、毎月、顧問料がもらえる税理士事務所とちがって経営を安定させるのが大変です。
そこで、会社の経理を代行する会計記帳業務に参入すれば、毎月『記帳代行料』という安定した収入を頂けるようになります。
(もちろん、税務申告はできませんから申告は税理士にお願いします)
行政書士事務所に就職したいのであれば、日商簿記2級を取り、会計記帳業務をしている行政書士事務所の求人にターゲットを絞るのも一つです。
なぜか?
前回のお話の逆です。
行政書士事務所の求人に応募する方のほとんどは「行政書士試験合格者」か「行政書士試験の受験生」などです。
経理の経験がある方や商業系の学校を出ているならともかく、簿記の「ボ」の字も知らない可能性が高いのです。
あなたが日商簿記2級を持っていいれば、当然、差別化できます。
さらに、募集要項に「日商簿記2級以上の資格保持者優遇」と書いてあれば、その時点で応募をあきらめるライバルも出てきます。
また、日商簿記の資格を持っている方のほとんどは、会計事務所か一般企業の経理の求人に応募します。
行政書士事務所で経理の求人があることを知らない方の方が多いでしょう。
これも
ライバルが少ない、ライバルと差別化しやすい求人に応募して採用される一つの戦略です。