行政書士の新規参入は絶望的??
僕が受験生だった頃、こう言われたことがあります。
『行政書士の仕事は、昔から続けている先生がいるから、今さら新人が始めても仕事なんかない』
そう言われて、当時の僕は絶望的な気持ちになりました・・・。
でも、今ならハッキリと言えます。
全然そんなことありません。
たしかに、昔からの会社は、大抵、既に依頼している行政書士や税理士などの士業がいます。
ただ、その会社の社長が、依頼している士業に満足しているかどうかはわかりません。
意外に思われるかもしれませんが、
ほとんどの社長は、『なんとなく、今の行政書士や税理士に仕事を依頼している』のです。
○○先生が頼りになるから、○○先生のことを信頼しているから、ではありません。
紹介や成り行きで依頼しただけであって、もっと良い先生がいれば変えたいと思っている、そういう社長がものすごく多いです。
社長と話せば、『全然提案してくれない』、『いつもギリギリだ』など士業への不満をたくさん聞きます。
でも、特に地方などはまだまだPR不足で、信用できると思わせる力のある士業が少なく、サービスを受けるお客さん側に選択肢が与えられていない、というのが現状だと思います。
さらに昔からの先生ほど、サービス精神の低い方が多い傾向があります。僕が他で書いているブログにも紹介しましたが、依頼されても『面倒くさいから、自分でやって』と仕事を断る先生もいるくらいです。
kensetsugyoukyoka.hatenablog.com
つい先日も、社長が代わったのを機に、先代まで依頼していた行政書士を断って、僕に依頼してくれた会社がありました。
これから、どんどんと代替わりが進めば、そういうチャンスも多いと思います。
僕はキャリアは10年以上ありますが、独立してまだ1年半くらいです。でも、行政書士会の統計で言えば、稼げている部類に入ります。
これから開業する先生たちも、業務の経験知識だけでなく、もっと営業や対人スキルを磨いていけば、まだまだ十分にチャンスがあります。
少なくとも、昔の僕のように、行政書士の資格もないし仕事もしたことがない、または、行政書士でも成功していない方のアドバイス(?)を聞いて、悲観したり、受験勉強のモチベーションを下げることはありません。
向上心と夢を持って、前向きに頑張れる人は、必ず報われる。
僕はそう思います。