補助者を2名採用することになりました。
当初、1名の予定でしたが補助者2名の内定が決まりました。
2度面接を行いましたが、男性1名、女性1名で、どちらも甲乙つけがたい状況でした。
最終的には、所長の
「2人とも雇っちゃう??」で決まりました。(所長、軽いなぁ~)
男性は31歳で現在社労士事務所に勤務中の社労士受験生。
女性は行政書士志望ですが業界の経験はなし。ただし、年齢が28歳と今回の応募者の中で一番若く、アメリカで働いていた経験がありました。
他にも、行政書士の資格をお持ちの方や年金事務所での勤務経験がある方もいらっしゃいましたが、最終的に上記の2名に絞り込みました。
何が決め手だったかというと
男性に関しては、資格よりも実務経験を重視しました。
本当に社労士業務が忙しいので、電子申請にも慣れている彼が入社してくれれば即戦力になります。それと、男性なので長く働いてくれれば後々のことを彼に託すこともできる、と考えました。
あとは、『「縁の下の力持ち」として頑張りたい』というサポート意識の強さと彼の性格が魅力でした。
特にウチの事務所の場合は、お客さまと直に接するよりも、会計スタッフのフォローなどの裏方仕事が多いので適任です。これで、僕自身は裏方仕事から抜け出して営業に出られる・・・。
女性の方は、まったくの未経験で行政書士の勉強も始めたばかり。
はっきり言って戦力としてはまったく期待できません。
では、なぜ採用になったかと言うと、『行動力があり人として尊敬できた』からです。
彼女は東京の大学を出た後、群馬の信用金庫で働いていましたが、視野をもっと広げたいという思いから、アメリカで働きたいと思うようになり、英語を勉強し直し、それを実行しました。
当時26歳くらいの女の子が、自分を高めるために思い切って海外へ出て行った、という事実にただ感動したのです。それだけです、はい。
彼女の場合は、履歴書を見た時点で採用したいなと思っていました。
面接は話し方や身なりの確認程度という感じでした。
こういうこともあるのかと、自分が採用する側になってみて気づきました。
2名も雇ったので、おそらく、向こう5年くらいはウチの事務所で補助者の採用をさせてくれないと思いますが(汗)これで将来の体制作りに向けて準備は整いました。
今回ご応募頂いた皆さん、本当に素晴らしい経験や能力をお持ちの方ばかりでした。
残念ながら不採用となってしまった方々、本当に申し訳ありませんでした。
僕も昔何度も不採用になりましたが、不採用だったからといって、能力的に劣っているとか問題がある、ということでは決してありません。
たまたま今回、採用する側が求めるものとマッチしなかっただけのことなのです。別の事務所で意気投合できる先生に出会えるかもしれません。
実際に僕がそうでした。採用が決まったとき、『今まで不採用だったのは、この事務所に入るためだったのかもしれない』と思ったのです。なんだか結婚みたいですが。でも本当そんな感じです。ご縁ですから。
この業界に本気で挑戦したいのであれば、不採用であっても、決してあきらめずにチャレンジし続けてください。
本当にありがとうございました。