永遠のテーマ 『行政書士って何する人なの?』
昔、大学でゼミに所属していたときに聞かれたことがありました。
『行政書士って何する人なの?』と。
説明しようとしても、『人間とは何か?』に近いハイレベルな質問です。
当時は、うまく説明できませんでした。
ゼミ生の中には、
「行政処分する人じゃない?」って言ってる人もいました。
そんな仕事だったら、メチャクチャ怖いですけど(汗)
しかし、あまり笑っていられません。
現役の法学部生でさえこうなのです。
一般のお客さんからしたら、余計に「行政書士って何する人なの?」っていう感じです。
だから、事務所を作って「行政書士○○事務所」の看板を出したって、いきなりお客さんが来るはずないのです。
あなたなら、この質問にどう答えますか?
ここでほとんどの方は
『行政書士とは、官公署に提出する書類や権利義務に関する・・・』とか
行政書士法の条文から引っ張ってきたような言葉で説明しようとしますよね。
あとは、「街の法律家」←これが好きな先生は多いですが、行政書士会が採用しているキャッチコピーであることをお忘れなく。
お客さんからしたら、「結局わかんないよ。」となってしまいます。
行政書士に限らず、士業はこの辺の説明が不親切すぎます。
特にホームページ。
色んな先生のホームページを見ていて思うのですが
「あなた(行政書士)は私(お客さん)に何をしてくれるの?」
に答えていないところが多いな、と。
私は町の法律家です!
私は行政書士です。相続、建設業、車庫証明、離婚、何でもお気軽にご相談ください!
私、私の押しつけばかりで、お客さんの疑問に答えていないんじゃないでしょうか?
行政書士は扱える業務の幅が広い。
だから、お客さんがあなたのホームページを見つけたとき、ピンポイントでわかるように
「これは自分のためのサイトだ!」
と思わせられなければ、ホームページから依頼なんて来ないと思うのです。
(これは行政書士に限らず、社労士も税理士も同じだとおもいます。)
ホームページでは集客できない、というのは大ウソです。
僕のいる群馬のような地方都市でもホームページで全然集客できます。
しかも業者に1円も払うことなく、です。
綺麗にサイトを作ったからでしょうか?
そうじゃありません。
求めている方の目に留めてもらえるように時間をかけて作った、だけです。
稼げるホームページ=稼げる事務所
稼げないホームページ=稼げない事務所
があるだけだと思います。
「行政書士って何する人なの?」という質問を相手にされた時点で
行政書士という仕事でどう相手の役に立てるか(自分が何者なのか、『行政書士』という言葉を使わないで説明できるか)が明確になっていない、のかもしれません。