【就活体験談】どこに就職するかよりもどう働きたいかの方が大事
都内の行政書士法人に就職したAさん(27歳・男性)のお話
今回は、2019年2月、都内にある某行政書士法人の使用人行政書士として登録したAさんの就活体験について書きます。Aさんは、少し遠回りをしたものの、希望する事務所に就職することができました。
中部地方出身のAさんは現在27歳。単身上京し、行政書士として第一線でバリバリ仕事をして活躍しています。
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【就職報告】ブログ作戦恐るべし!!
僕の元には、全国から行政書士や社労士になりたい方からメールが届くのですが、今日頂いたメールは、とても嬉しい内容だったので、皆さんにもご紹介します。
(以下、ご本人さまに了解を得て掲載しています)
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『雇う側が求めていることは何か?』を考える
行政書士試験の合格発表があり、合格者の中には行政書士事務所への就職、転職を考える方も多いと思います。
・自分は実務を知らないから就職して経験を積んでその後独立してみたい!
・できれば、給料は月給で社会保険にも入りたい!休みも多い方が良い!
・個人事務所よりも行政書士法人の方が安定してそう!
そう思っていませんか?
これらはすべてあなたの希望です。
反対にあなたを雇うことによって相手が得られるメリットも考えてみましょう。
こちらの求めるものはポンポン思いついても、雇う側が求めるものとなると、う~ん・・・となりませんか?
人を雇おうとしている人はどんなことを考えているのでしょうか?
参考までに、僕が思う雇う側の気持ちを書いてみまます。
・忙しいから実務を教えている時間はない。どんどん自分で勉強して実務をこなせる人に来てほしい。
・言われて動く人でなく、自分から積極的に動く。マジメで勉強熱心で上昇志向のある人が欲しい。
・入社して3年くらいで辞められては困る。できればずっといて欲しい。
・今までは申請書を作ったり自分でしてきたけど、そういう作業労働からは離れて、もっとマーケティングや事務所の拡大など経営に時間を割きたい。
・自分の時間を今まで以上に確保しながら、スタッフだけで仕事が回る仕組みを作って顧客や収入をもっと増やしたい。
・優秀な人材を雇って自分のステージを今よりもワンランク、ツーランク上に上げていきたい。
・給料はなるべく成果報酬型にして、結果を出す人間には多く給料を払いたいけど、当たり前のことをしてるだけのスタッフにはなるべく給料を出したくない。
・集客できるシステムを作って、依頼がきたらスタッフがすべて対応できるようにしたい。自分は作業をするのではなく、書類や業務の進行をチェックするくらいにしたい。
どうでしょうか?
あなたに何が求められているか伝わりましたか?
もちろん、上に挙げたことをすべての先生が望んでいるわけではありませんが、スタッフとして求められているものは、それくらい高くシビアなものだと思っていた方が僕は良いと思います。
相手が求めているのは『ただのスタッフ』ではなく『優秀なスタッフ』です。
そんな都合の良い人材がいるかいな!
と思われるかもしれませんが、そういうあなたも都合の良いことを考えているのです。
この雇う側の視点を無視して、あなたの要求だけを主張しても就職活動はうまくいかないと思います。この視点がない履歴書や自己PRは、雇う側が見ていて全く魅力を感じないからです。
「行政書士試験に合格しました!」
は特別なことでもなんでもありません。普通のことですし他の応募者も同じです。
人手不足の時代とはいえ、雇う側は採用に慎重になっています。
優秀な人材を集めるために求人に経費をかける事務所も増えてきました。
雇う側も失敗したくないのです。
就職は雇う側とあなたのビジネス(駆け引き)です。
私を雇うとあなたにこんな良いことがありますよ!
と相手が得られる何かを必死に考えましょう。
あなたを雇ったら、私(雇う側)にどんな良いことがあるの?
これに対しての答えが、あなたの価値です。
先生はスタッフを雇ってどう変化したいのか?何から解放されたいのか?
資格だけで経験がなくても相手の立場で考えれば思いつくことがあるはずです。